悪性リンパ種と宣告!

今日も、相変わらずな朝を迎え、ボーっとしながら朝食を作り、パパと食べてから、ブログ巡りをしたり、TVを見たり。パパが「やる事ないな~」と言った事で、「あ!ゆずを病院に連れて行こうよ。今は、はぁはぁしてないけど、旅行中発作が起きたらと思うと心配だよ」と私が言ったとたん、パパも行動を始め、時計を見るとam11:15。
病院はお昼までで、午後は16:00から。午前中に診てもらおうよって事で、ゆずをバッグに入れて、主治医の川越どうぶつ医療センターの堅木ドクターの元へ。
しばらく待って、診察室へ。
水頭症の発作が3日前から起きていて、今まで程ひどくないけど、残っていた薬を今朝までは、飲ませた旨伝え、まずは体重を計り、体温計り、触診。
ドクターの顔が「?」って感じに。
どうやら、リンパが腫れている、顎のあたりと、太ももの付け根あたり。顎の所は、左右に梅干しくらいの塊があると。
考えられるのは、「リンパ節が疑われます。しこり部分に針を刺し、内部の細胞をとって、検査をしましょうか?」と。もちろん、お願いしました。
15分くらいで結果が出るとの事で、車で待機。
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病院も、他の動物も大嫌いなゆず。これは診察室へ入る直前のゆず。
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他の動物と関わりたくないからね、バッグに大人しく入って、メッシュ部分から、こんにちは!
15分たって、診察室へ呼ばれると、ドクターの険しい表情。すぐに分かったよ、癌なんだって。
「ゆずちゃんですが、やはり悪性リンパ種でした。まずは病気の説明ですが、進行性の病気でして、治る確率は非常に低い病気です」とここまで聞いて、
「すみません。ちょっと頭が回らないので、主人を呼んできていいですか?」と聞いて、パパを呼びに。
夫婦揃って説明を聞きました。
悪性リンパ種であり、死に至る病気である事。治る確率は、非常に低い病気である事。
悪性度によっては、あっという間に逝ってしまう事・・・
意味は分かるんだけど、それが今、ゆずの身に起きているという事が、理解出来なかった。
ドクターは、今後の治療のいくつかの方法を提示して下さりました。
1・先生の紹介する、癌センターという所で、最先端の検査をして、悪性リンパ種である事には
 変わりがなくても、進行度数や、細かく分析して、治療法を決める。そこのドクターは、日本人
 だけれど、アメリカで、最先端技術と、悪性リンパ種について、超専門的に学んで来たスペシャリ
 ストなので、専門家の診断の下、毎週1度、そこの病院で、抗癌剤治療をし、月1回程度の割合で
 健康診断をする。抗癌剤治療は、やはり辛い治療となる。完治は無い。
2・癌センターではなく、いつもの先生の元で、抗癌剤治療をする。が、癌センターに比べて、最先
 端ではない。細かい本格的な、最新検査は出来ない。
3・癌センターで、最先端検査だけをして、進行具合、悪性のレベルを調べ、いつもの先生の所で、
 漢方薬とサプリメントでの、延命ではなく、現状維持の治療をする。
この3つでした。
即答が出来ませんでした。だって、ゆずが死ぬなんて、たった今まで、考えてなかったんです。
そりゃあ、いきものですから、いずれお別れの日は来ると、なんとなく覚悟はしていましたが、それが、目前に、私にとっては突然に来たので、思考回路が働かず・・・
パパも考えている様子。
ドクターに「あの・・・ちょっと今分からなくて。帰ってから相談して連絡するのでもいいですか?」と聞くと、「もちろんです。ただ、早い方がいいです。悪性レベルによっては、あ!という間に逝ってしまいます。なかには、長く延命している子もいます。ただ、急いだ方がいいです。予約もとるようですし、あちらのドクターとも予定を入れますから、今日、16:00までに電話を下さい。」との事。信頼しているドクターの話ですから、もちろんそうしました。
パパにゆずを車に連れてってもらい、私はお会計待ち。
ドクターに週1の抗癌剤治療と、それに関わる治療費はどれくらいになるのかを聞いてみた。
詳しくは分からないけれど、1回の抗癌剤が2~3万。その他、要所要所の検査代。
大変だけれど、仕方ない。ただ、副作用が出ると、相当苦しむらしい。
会話をしていて、我慢していた涙がこぼれてしまいました。
苦しませたくない、だって助からないんだから。
でも、出来る限りの事をしたい。矛盾。
そこでドクターが提案してくれたのが、3番目の選択。
最初は、1番と2番の治療案だけを聞いていたのだけど、私の心情を理解してくれたのかもしれません。苦しくても、助かるなら、なんでもします。だけど、どっちにしても、最後は死であり、それが抗癌剤治療をした事で、どれだけ伸びるかは、分からないとなると。
なので、ドクターは、まず、NZに行っている間に、問題が起こらないようにする為と、体力維持の為、漢方薬とサプリメントの服用はどうか?と聞いてくれました。
漢方薬は、1日1回の服用で、500円だそうです。即決。お願いしました。それとサプリも。
まずは、11日分を買いました。
癌センターで最先端検査もせず、抗癌剤治療もせず、この漢方薬と、サプリだけで3年生きている17歳の高齢ワンちゃんがいる事。
同じ状態で、5年頑張っている猫ちゃんがいる事も教えてくれました。
ただ、彼らはたまたま悪性レベルが低かったのかも?(検査していないから分からない)との事です。ゆずは、まず、漢方の投薬と、サプリで対応です。
帰りの車に乗った途端、涙が出て来ちゃって・・・パパも目が潤んでいたよ。
そしてぽそっと「俺は抗癌剤とかしなくていいと思う。可愛そうだよ、苦しむんだし。それより、家で自由に好きに過ごしてもらった方がいいよ」と。
私も賛成です。引っかかっていたのは、出来うる治療をしないという事が、悪なのか?って事。
もしかしたら、それをする事で、少しでも延命できるなら、それがいいのか?
だけど、パパの言葉で迷いはふっきれました!
漢方薬はご飯に混ぜるらしいけど、カリカリは食べなくなっているので、ドクターに相談もしたら、
「好きな物を食べさせてあげて、何より、食べないと体力が持たないから」と言われたので、一旦帰宅して、ゆずを置き、息子に説明のメモを置き、ゆずの好きなご飯を買い出し。
いつもの「鳥はる」の焼き鳥も、今日は、ゆず用を2本焼いてもらいました。
つくねとレバー。これに漢方薬をまぶしてだしたら食べた!!
夕方、ドクターから電話があり、23日の水曜の朝一に、検査をしてもらえるようになりました。
病院では、急だから、9月に入ってからかな?って言っていたんだけど、8/23、あと4日目です。
日本小動物医療センター内癌センターここで最先端検査を受けます。
無理に延命をするつもりはないですが、そちらのドクターの説明も聞き、最終判断としようかな?と思ってます。
頑張って生きてほしいけど、苦しませたくはないし、逝ってしまうときに、「あ~ここんちの子で良かったなぁ。楽しかったよ。パパ、ママ、またね❤」なんて思ってくれるようにしたいです。
もう少し早く分かっていたら、NZキャンセル出来たのに。
エージェントさんも、あちらのスタッフも、ハイスクールの留学生担当のスタッフさんも、ホストファミリーも皆で日にちを合わせてくれているので、キャンセルなんて無理。
息子にゆずをお願いし、もしも具合が悪くなった時は、いつものドクターに連れて行くように、ドクターには、ドクターの判断で診療をしてくださいと、さっきお願いしてきましたよ。
ドクターも留守中が心配のようです。それもあって、急いで漢方薬を作ってくれました。今朝までの、NZ旅行へのウキウキが嘘みたいです。NZへは行きたいけど、置いていくのが気がかり。
パパは「そんなにすぐに死にゃしないよ」っていうけど。でも、23日に、最新検査が受けられるだけ良いし、中には、1日500円の漢方薬すら選択出来ない動物もいるとの事、ゆずは、まだいいのかな?飼われた家によって、医療費の予算も違うでしょうしね。
すみません。
ゆずの事を可愛がって下さり、最近の調子の悪さを心配して下さっているブロ友さんが多いので、
こんな暗い内容で申し訳ないのですが、ここまでの事を書かせて頂きました。
まだ頭も心も動揺していますので、文面がまとまりないと思いますが、カンベンして下さいね。
これからは、日常の生活や、料理、NZ旅行記に加え、ちょいちょいと、ゆずの闘病記も併記しようかと思います。同じような病気の飼い主さんの参考になればと。
どうぞ、これからも、よろしくお願いします。
そして、私達のNZ旅行中に、ゆずが急変する事がないよう、仏様でも、神様でも、キリスト様でもイスラムの神様でもいいですので、どうか助けて下さい
皆様も、ゆずの無事を願って頂けたらと思います。
ちなみに、これが漢方薬とサプリです。
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容器に入ったのがサプリ。
1包ずつになっているのが漢方薬。この薬に希望と願いを込めます。
そして今現在のゆずは・・・
焼き鳥食べて、パパの麦焼酎を舐め、やりたい放題をしながら、でも、体調が悪い、怠いのは見ていて分かる感じで、うたた寝したいりしています。
無理に頑張らなくていいけど、出来たら、もう少し、うちで一緒に暮らそうよ、ね?ゆず。

ありがとうございました。
まとまらない文章で、ごめんなさい。
by cecilia-1127 | 2011-08-20 20:13 | ゆず闘病記